不妊の治療は一般的に、原因が判明していれば症状に合わせた投薬や手術がおこなわれます。
原因が不明の場合は、投薬治療で様子を見たあと、改善が見られなければ人工授精・体外受精・顕微授精などの高度生殖補助医療がおこなわれます。
しかし症状の重さによっては初めから高度生殖補助医療がおこなわれる場合もあります。
男性不妊の主な治療法は以下の通りです。
造精機能障害の場合、症状が軽ければまずホルモン剤やビタミン剤・漢方などで造精機能の回復を試みます。しかし、効果がでなかったり症状が重い場合は、生殖補助医療をおこないます。
副性器障害は、結核やマイコプラズマ・クラミジアなどの細菌感染によって引き起こされるため、治療には抗菌剤の投与がおこなわれます。改善効果が見られない場合、精子を回収して顕微授精などをおこなうこともあります。
精路通過障害の場合、外科手術や薬物療法による治療がおこなわれます。しかし症状が長く経過しているような場合は、手術や投薬をおこなっても精子の状態が回復しないことが多く、最終的に生殖補助医療へと進んでいきます。各症状の治療法は以下の通りです。
【精索静脈瘤】
基本的に、開腹もしくは内視鏡にてうっ血し拡張した血管をしばり、原因となる血液の逆流がおこらなくするための手術がおこなわれます。他には、精索静脈に小さなコイル状のものを詰めて血液の逆流を止める方法もあります。
【閉塞性無精子症】
軽度の場合は精管をつなぐ手術がおこなわれますが、重度の場合は精巣や精巣状態から精子を取り出し顕微授精をおこないます。
【精巣上体炎】
精路のどこかに炎症がおこっていることが考えられるため、抗菌剤を一定期間投与します 。
性機能障害は身体的な問題ばかりでなく、精神的な問題も大きく関わってきます。治療では主に薬物療法と心理療法(カウンセリング)がおこなわれます。
【ED】
糖尿病などの疾患などが原因の場合はその治療がおこなわれ、神経やホルモンによる原因である場合にはバイアグラやレビトラといった薬が用いられます。精神的なものが原因の場合は投薬と併せてカウンセリングなどをおこなっていきます。
【射精障害】
間違ったマスターベーションを正す方法や心理療法、生殖器の官能に作用する薬物の投与などをおこない治療をおこないます。逆行性射精の場合は、薬物の投与もしくは膀胱内の精子を回収し体外受精・顕微授精がおこなわれます。
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