通常、「プロラクチン」というホルモンは、子どもの授乳期間中に多量に分泌されて、母親の排卵および妊娠を抑制するという働きを持っています。ところが、何らかの原因によって、プロラクチンが通常の場合にも多量に分泌されることがあり、この状態を「高プロラクチン血症」といいます。
高プロラクチン血症では、排卵が抑えられるため、妊娠も妨げられてしまいます。
現在、不妊の原因となる排卵障害の約10%から20%は、高プロラクチン血症によるものといわれています。
高プロラクチン血症を招く原因としては、下垂体の腫瘍(プロラクチノーマ)や流産・中絶後のホルモンバランスの影響、薬剤の影響などが挙げられます。しかし、ほとんどの場合において原因は不明です。
高プロラクチン血症の原因が腫瘍だった場合は、大きければ手術を検討し、小さければ薬剤で腫瘍を抑える治療を行います。
その他、原因不明の場合や流産・中絶の影響が考えられる場合などは、プロラクチン値を下げるための薬物治療がメインとなるでしょう。
治療で使われる主な薬剤は下記の通りです。
【高プロラクチン血症の治療薬】
・テルロン
・パーロデル
・カバサール
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